【食事を今すぐ改善しよう!】高血圧に良い食べ物

気になる慢性的な症状は、なるべく食生活の改善で治したいものです。高血圧もその一つです。高血圧を改善するには、塩分を控えるものが良いということは知られています。

そこで味付けの塩、醤油を控えて、酢等で代用したりするのも効果的ではあります。でも、それだけではありません。以下のような食べ物を習慣的に食べていれば、何らかの改善が期待できるはずです。

麦茶
食べ物ではありませんが、麦が良いのです。麦には利尿作用がありますので、麦の成分中のカリウムが塩分を排出してくれます。
春菊
春菊の成分にもカリウムが豊富です。また、毛細血管を広げますので、高血圧に伴う症状を予防改善します。
りんご
りんごの食物繊維に多量に含まれているペクチンの整腸作用は、血圧も下げてくれます。カリウムも豊富ですので、塩分を排出してくれます。ジュースにすると大量に摂取できます。
魚類
魚類の成分には共通して、タウリンが含まれています。高血圧の予防だけでなく糖尿病にも効果があります。また、コレステロールも下げてくれますので、高血圧に伴う症状の予防に繋がります。特にイカ、タコのタウリンは多いのでおすすめです。イワシ、サバ、アジ等の青魚もコレステロールを下げてくれます。
昆布
昆布の成分には、アルギン酸、カリウム、ラニミンが豊富です。これも塩分の排出に効果があるとされています。高血圧の他、関連する動脈硬化、脳卒中、心臓病も予防してくれます。
瓜科野菜(スイカ、メロン、キュウリ、ナス等)
瓜科の野菜の成分にも、カリウムが豊富です。
納豆
納豆には、有名なナットウキナーゼという酵素があって血栓を溶かしてくれます。血液サラサラ成分といわれています。
豆腐
豆腐の原料は、畑の肉といわれる良質の植物性タンパク質を供給している大豆です。血管の老化を予防するとともに、血液中にある余分なナトリウムを排出する働きがあります。その時、塩分も同時に排出されることになるのです。

ダイエットにも高血圧にも良い食べ物

高血圧の人には、肥満の人も見受けられます。このような場合、高血圧を食事療法で治すのであれば同時にダイエットにもなる食べ物があれば優先したいものです。

これよって、生活習慣病の発症をかなり抑える効果が期待できます。それが可能な食べ物がトマトです。

トマトに痩身効果があるのは、国内の研究で証明されました。カロリーが低いのはもちろんです。研究によれば、肥満の原因の一つである脂質異常を起こす原因を抑制する成分があるというのです。

それはつまりは、動脈硬化を遅らせられるということにもなるのです。中性脂肪も減りますから、 糖尿病の予防にもなるのです。

トマトで有名な成分にリコピンがあります。若返り成分とも呼ばれている抗酸化作用の強い成分です。

トマトは、欧米では毎日のように料理のベースとしてスープやソースにするのは定番です。健康的にも理にかなった食べ方なのです。トマトは、サラダに入れたりして生で食べるのも良いのです。

でももっと毎日たくさん食べようと思えば、それでは量に限度があります。やはり欧米人のように、トマトベースの野菜スープですとかソースにしてしまうのが効率的です。

他に、トマト鍋というのもあるようです。トマトをいくら入れてもほとんどスープに溶け込んでしまうので、大量に摂れます。熟したトマトであれば、自然な甘味の効いたスープになるはずです。

トマト独特の触感が苦手という人にも向いた料理法です。合わせ野菜に好きな野菜を入れ、魚も肉も入れられますので、さらなる栄養価が得られます。

くるみは高血圧に良い食べ物

日本には和食唯一の欠点といわれる塩分の多さ、これが原因で高血圧に悩まされている人も多いのです。事実、日本人の塩分摂取量は欧米人の約1.5倍もあります。

それでは塩分を控えればすむことですが、和食の馴染んだ味付けは早々変えられるものでもありません。

そこで塩分を減らすことによって高血圧に効果を出せる食べ物が欲しいところです。それが、くるみなのです。

自然食品であるくるみには、脂肪酸、抗酸化物質、カリウムが豊富に含まれています。ビタミン、マグネシウム、カルシウム等のミネラルも十分蓄えていますから、栄養バランスの取れた健康食品です。

その効果は、米国でも確かめられていますし、世界でもくるみの機能は一目置かれるようになっています。ナッツ類によって、塩分を減らし脂質を適正量に抑えていけ、血圧も適正値になるとされているのです。

さらに悪玉コレステロールも減るのです。くるみだけでなくナッツ類は全般に健康食品である訳ですが、くるみだけは以下のような違う点があります。

必須脂肪酸の中でも植物系オメガ3脂肪酸であるαリノレン酸を豊富に含んでいるのです。これは、心臓に良く高血圧を予防しコレステロール値も下げることが分かっています。

そもそもくるみには悪玉コレステロールは含まれていませんし、塩分も少ないのです。そればかりか悪玉脂肪酸といわれるトランス脂肪酸も含まれていません

塩分を排出するカリウムの他に、食物繊維も良質な植物タンパク質も豊富です。ポリフェノールやメラトニンも含まれていますので、抗酸化機能もあります。

くるみの中でも自然のままのものがおすすめです。精製加工されていると成分も変化してしまっているものです。食べるには、そのまま割っても美味しく食べられます。

よくケーキ等のお菓子にトッピングされてもいます。サラダのアクセントにもなります。一度にたくさん摂って効果のあるものでもありません。毎日のように少量ずつ食生活に含められるように工夫してみると良いでしょう。

高血圧の薬とコーヒーについて

コーヒーは眠気覚ましに飲むものですから、血圧を上げる飲み物だと思いがちです。確かにコーヒーのカフェインが心臓の機能を高めることによって、その役割を果たしていることは分かっています

でも、どうやらそれだけではないようです。コーヒーを日頃からたくさん飲んでいる人とそうでない人との血圧の違いを調査したのです。

データを取ってみたところ、1日3杯くらいまででしたら、全く飲まない人との違いは特にありませんでした。

でも1日5杯前後飲んでいる人は、よりコーヒーを飲まないに比べて血圧は低かったのです。カフェインの心臓に対する機能には、別のものもあるのです。

実はカフェインは、心臓の筋肉を弛緩させてリラックスさせ、心臓に圧力がかかりにくくしているのです。さらに、カフェインには利尿作用もあります

高血圧の薬には利尿剤を使われることもありますが、コーヒーを飲んでいれば薬は要らなくなるのです。血管を広げる機能のあるクロロゲン酸があることも分かっています

これだけ揃っていれば、利尿剤の他、血圧を下げる薬を服用しなくてすむのです。コーヒーは副作用のない高血圧の薬ともいえるのです。

また、コーヒーは高血圧以外の生活習慣病にも効果が認められています。気を付けることは、コーヒーを多量に飲みながら高血圧の薬も飲まないことです。

薬の効果はあり過ぎても体には良くありません。医師に薬の処方を受ける際は、そういったことも相談しておくべきでしょう。

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